つばめの燕衛将棋講座

燕(つばめ)の使い方|狙った駒に取られない跳び駒で金銀をはがす

2026-10-21

つばめ「つばめだよ!今日は、つばめの分身「燕」の使い方を教えちゃう。」

つばめ「燕は前に1段・横に2筋のマスへぴょんと跳ぶ駒。動きをまだ覚えてない人は、先にルールのページを見てきてね。」

一番の強み:狙った駒に取られない

燕は「前に1段・横に2筋」のマスにある駒を狙います。この形を逆向きにたどって燕を取れる駒は、相手の燕しかありません。金・銀・近衛・大将はもちろん、桂も動きが「前に2段・横に1筋」なので届きません。

しかも燕は駒を跳び越えるので、間に駒を置いて止めることもできません。狙われた側の受けは、逃げるか、別の駒で燕を取るか、狙われた駒を別の駒で守るかです。

▲3三燕打。燕は5二の金を狙っているが、金からは3三に届かない。

この強みがあるので、燕は玉を守る金銀を狙ってはがすのに向いています。

序盤:中央へ一度跳ねて、金の前に置く

序盤は、▲3九燕→5八や▲9九燕→7八と、中央へ一度跳ねる形がよく出ます。後手なら△3一燕→5二、△9一燕→7二です。

▲7八燕(9九から)。7八は7九の金が守るマスで、燕は9七と5七に利く。
  • 7八も5八も、隣の金が守っているマスです。
  • そこから9七・5七(いまは歩のいるマス)に利き、歩を突いたあとの跳ね先になります。
  • 急いで動かす駒ではありません。

打つなら相手陣の2〜3段目、玉から2マス

燕は後ろに下がれるので、持ち駒の燕はどの段にも打てます。

  • 打つなら、相手陣の2段目か3段目が目安です。
  • 相手玉から2マスほど離れたところ(段の差と筋の差の大きいほうが2)に打つと、玉のまわりの駒に当たりやすくなります。

両取りを探す

燕の狙いは左右に1つずつです。横に4筋離れて同じ段に並んだ2枚には、そのまん中の筋の1段手前(自分の陣地側)に燕を打つと両取りになります。

▲6四燕打で、8三の飛車と4三の金の両取り。どちらも燕を取り返せない。

狙われた2枚が燕でなければ、どちらも燕を取れないので、別の駒で燕を取られない限り片方は取れます。

合駒のきかない王手

燕の王手は跳んで届くので、間に駒を打つ合駒では防げません。受けるには、玉を動かすか、別の駒で燕を取るしかありません。図のように玉のまわりの金銀が届かないマスに打てば、玉を動かすしかなくなります。

▲7二燕打で王手。6二の銀からも4二の金からも、7二には届かない。

燕の王手で玉を動かして、そこへ金や銀を打つ寄せ方を狙えます。

成るなら相手陣に入ってから

成燕は金と同じ動きになり、斜め後ろ以外の隣のマスに利くようになります。生の燕は前に出ると戻るのが遅く、真後ろに1マスずつしか下がれません。役目を終えた燕は、成って寄せや守りに加えましょう。

気をつけること

  • 燕は前と横の隣のマスを守れません(隣で利くのは真後ろの1マスだけ)。 玉の囲いの駒としては頼りにならないので、守りは金銀に任せます。
  • 相手の燕とは狙い合いになります。 自分の燕が相手の燕の「前に1段・横に2筋」に入ると、お互いに取れる関係です。
  • 取られる場所にも跳び込めます。 金銀をはがせるなら、燕を取られる交換をこわがりすぎなくて大丈夫です。

つばめ「まとめるね。燕は、狙った駒に取られない駒。」

つばめ「序盤は中央に一度跳ねて、中盤は相手陣の2〜3段目に打って金銀をはがす。玉を逃がす前に「燕を跳ねて反撃できないかな?」って探してみて。」

つばめ「覚えたら、さっそくAIと指して試してみてね。つばめ、応援してるよ!」